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- 歯並びが悪くなる悪習癖
歯並びに影響を与える悪習慣
歯並びの乱れは、見た目だけでなく口腔機能や全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。多くの場合、日常生活における些細な習慣が原因となっていることがあります。それらの悪習慣を「態癖」と呼びます。
態癖(たいへき)
態癖とは、無意識のうちに行っている習慣的な動作や姿勢のことを指します。特に口腔周りの態癖は、歯並びや顎の発達に大きな影響を与える可能性があります。
主な態癖とその影響
指しゃぶり
- 前歯の突出や開咬(前歯が閉じない状態)の原因となる
- 上顎の狭窄や口蓋の変形を引き起こす可能性がある
舌押し(舌突出癖)
- 舌が前歯を押し出すことで、開咬や歯列不正を引き起こす
- 発音にも影響を与える可能性がある
歯ぎしり・食いしばり
- 歯の摩耗や顎関節症の原因となる
- 歯の位置がずれる可能性がある
口呼吸
- 口が開いた状態が続くことで、上顎の発達不全や歯列不正を招く
- 口腔内の乾燥によるむし歯や歯周病のリスク増加
頬杖
- 顎の左右非対称や歯列の歪みの原因となる可能性がある
- 背骨が歪む可能性がある
日常の何気ない習慣に潜む影
近年では、まだ言葉も話せない年齢の小さなお子様が、スマートフォンやタブレットに夢中になっている姿をよく見かけます。特に小さいお子様の場合は、下顎や口周りだけでなく重心が頭にあるため、首から背骨、身体全体への影響も大きいと考えられます。このように、日常の何気ない生活習慣が蓄積されることによって、将来的に健康を損なうリスクが上がります。
態癖を改善するには?
態癖は、早期発見・改善が大切です。お子様が小さいうちに対策をとっておくことで、将来的な心身への悪影響を事前に回避することが可能です。
態癖の改善策
早期発見・早期介入
家族や周囲の協力を得て、態癖を意識的に直す努力をする
意識づけと生活習慣
専門家の指導のもと、口腔周りの筋肉をトレーニングする
口腔筋機能療法
専門医の指導のもと、口腔周りの筋肉トレーニング(口腔筋機能療法)を行う
矯正装置
必要に応じて態癖を抑制する装置(矯正)を使用する
お子様の態癖でお悩みの方は
滋賀県大津市の『つかだ矯正歯科』では、お子様の健康的な歯並びと口腔機能をしっかりとサポートし、生涯にわたる健康の基礎作りに取り組んでいます。些細な習慣の改善や早期の対応が、将来の大きな問題を予防することにつながります。態癖についてご不明な点、お子様の気になる症状がございましたら、お気軽に当院にご相談ください。草津市、守山市からのご来院もお待ちしております。